Unity で ARKit 2.0 のサンプルアプリを実機動作させる方法(β版)
ARKit 2.0 を Unity でいち早く試したい人向けの記事です。
(注意)XCode も Unity plugin for ARKit も iOS もベータ版ですので自己責任でお願いします。 ベータ版が嫌という方は秋の正式リリースを待ちましょう。(ただし Unity plugin for ARKit もすぐにリリースされるかは不明)
また、全てベータ版なので正式版では一部変更になることも十分にあり得ます。悪しからず。
はじめに
ARKit 2.0 で何が追加されたか、以下の記事でまとめてあります。 korechipostit.hatenablog.com
Unity でまずはアプリを実機で動かしてみたいんだ!という方はこの記事は後回しでも良いです。
必要なもの
以下の4つが必要です。各自無いものがあればダウンロードしましょう。
- Unity
- Unity 2017.4 より新しいバージョン
- XCode 10.0 Beta
- iOS 12.0 beta がインストールされた端末
- やり方はこちらを参考にしました
- Unity plugin for ARkit 2 Beta
- ここ から DL できます
Unity plugin for ARkit 2 Beta
Unity で ARKit の機能を扱うための SDK です。以下のファイルに使い方なり機能が書かれています。
Unity-Technologies / Unity-ARKit-Plugin / source / docs / WhatsNewInARKit2_0.md — Bitbucket
ビルド手順
Unity での操作
- 上の手順4 で DL した Unity 用プロジェクトディレクトリを Unity で開きます
UnityARKitPlugin -> Examples -> ARKit 2.0
にある適当なサンプルシーンを開きます- 今回は Unity ARWorldMap を選択
- Build Settings から Platform を iOS へ変更
- Build
- XCode 用プロジェクトが生成
実際に iPhone へアプリをビルドするのは XCode からになるので XCode での操作にうつります。
XCode 10.0 beta での操作
- XCode 用に生成したプロジェクトの
*.xcodeproject
を XCode 10.0 beta で開きます - Team を適当なものに設定
- Deployment Target を念の為 12.0 に設定
- iOS 12.0 beta がインストールされた端末を接続しビルド
成功!
画面上の Save ボタンが想定どおりの挙動をしているのかは怪しいですが、ひとまず Unity で ARKit 2.0 のサンプルを動作させることができました!